「芸術・文化のまち」麻生区のさらなる魅力向上や、新百合ヶ丘のにぎわいの創出を目指して、小田急線・新百合ヶ丘駅コンコースに設置した「Shinyuri Station Piano（しんゆりステーションピアノ）」（以下、SSP）。週末など多い日には80人以上が演奏を披露し、にぎわいをみせています。第1期は12月25日(水)に終了し、2020年1月7日(火)からは小田急マルシェ新百合ヶ丘2Fに場所を移して、開催いたします。
SSPの取り組みは、川崎市、小田急電鉄株式会社、昭和音楽大学、新百合ヶ丘エリアマネジメントコンソーシアムの4者が連携し実施しています。第1期は11月17日に始まり、小田急線・新百合ヶ丘駅の改札すぐにある小田急OX Mart壁側にピアノを設置しました。ピアノを習い始めたばかりの幼児、音楽大学の学生、演奏を趣味にしている70代の人など、連日幅広い年齢の人たちが訪れ、演奏を楽しむ姿が見られます。
ラフマニノフ作曲の「エレジー」を華麗に弾いていた、高校2年生の大野真さんは「これまで５回演奏しました。みんなが熱心に耳を傾けてくれるので、弾いていて気持ちがいいです」と笑顔で話していました。ほかにも「コンクールが近いので、大勢の前で弾く練習がしたくて来ました」という小学生の女の子、「ストリートピアノで一度弾いてみたいと思い、新宿へ買い物に行く前に途中下車しました」という女性など、さまざまな目的でピアノの前に座っていました。また、演奏を聴いていた人たちからは「誰でも気軽に弾けるピアノが駅にあるのは、音楽のまちという感じがしていいですね」「待ち合わせで持て余していた時間を楽しく過ごすことができました」という感想が聞かれました。
第2期は来年1月7日(火)から3月15日(日)まで開催。設置期間中、区民や駅利用者に対するアンケート、交通量調査をし、人の流れや意識の変化について検証・課題整理を実施する予定。設置場所なども含めた常設の可否について検討を進めていきます。
※第2期は、ピアノ演奏による周辺への影響を考慮し、1月24日(金)18:00をもって終了となります。（1月24日追記）
[INFORMATION]
Shinyuri Station Piano（しんゆりステーションピアノ）
設置期間・場所・利用時間：
●第1期 2019年11月17日(日)〜12月25日(水) 小田急線・新百合ヶ丘駅コンコース（小田急OX Mart 壁側）10:00〜17:00（土・日・祝日は18:00まで）
●第2期 2020年1月7日(火)〜3月15日(日) 小田急マルシェ新百合ヶ丘2F（階段・エスカレーターを上がってすぐのスペース）10:00〜18:00
※第2期は、ピアノ演奏による周辺への影響を考慮し、1月24日(金)18:00をもって終了となります。（1月24日追記）
利用ルール：
SSPは新百合ヶ丘のまちの皆様のピアノです。演奏する方、聞く方、駅を利用する方皆様がお互いにご配慮ください。ピアノの利用に伴うトラブルや怪我が発生した場合、この取り組みは終わってしまいます。皆様のご理解ご協力のもと、この取り組みを続けていけるよう、以下のルールを守ってご利用ください。
(1)ご利用時間をお守りください。
(2)ピアノや椅子を壊したりしないよう、大切にご利用ください。またゴミはお持ち帰りください。
(3)演奏したい方がお待ちになっている場合は譲り合ってご利用ください。
(4)みんなのピアノです。個人のイベント利用に占有することはできません。また、SNSなどでの演奏の事前告知はご遠慮ください。
(5)動画や写真をSNSなどでアップする場合は、周囲の方の個人情報保護にご配慮ください。
※お子様や撮影許可をいただいていない方が映っている場合は、個人を特定できないよう加工する等の対応をお願いします。
(6)ピアノ以外の楽器を使ってのアンサンブルや、歌を歌う行為はご遠慮ください。
(7)駅で移動する方の通路確保にご協力ください。また、列車運行異常時などには、ご利用を一時停止する場合がございます。
(8)運営者が以上のルールをお守りいただけない方を見かけた場合、演奏の中止をお願いする場合があります。
※怪我やその他の事故などに関して、主催者の責めに帰すべき事由による場合を除き、一切の責任を負わないものとします。演奏する方も聴く方も、くれぐれも安全にご注意ください。
主催：川崎市（まちづくり局、麻生区役所）、小田急電鉄株式会社、昭和音楽大学、新百合ヶ丘エリアマネジメントコンソーシアム
【お問合せ】
川崎市 まちづくり局市街地整備部地域整備推進課
TEL：044-200-2730（平日8:30〜17:00）
FAX：044-200-3967
MAIL：50tisei@city.kawasaki.jp
