秋の恒例事業となっている明治大学黒川農場の「収穫祭」が11月10日、同農場(麻生区黒川2060-1)で開催されました。研究成果の紹介や収穫体験、新鮮な野菜の販売などがあり、多くの来場者でにぎわいをみせていました。
明治大学黒川農場は、環境・自然・地域との共生をコンセプトとして、2012年に黒川地区に開場しました。地域の自然を最大限に活かした設計で、先端技術を駆使した栽培システムや、有機農法をはじめとする環境保全型システムを整備。地域と大学の連携による多目的な都市型農場を目指し研究が行われています。
収穫祭は、大学の教育研究農場ならでは取り組みを知ってもうらおうと毎年開かれており、今回が7回目。農場を巡るガイドツアーや自然生態園のガイドウォークのほか、農場内で栽培しているサラダホウレンソウを使ったパスタ、シフォンケーキや、ダイコン、ハクサイなど採れたて野菜の販売があり、人気を集めていました。また、収穫体験を楽しみに来場したという家族は、3人で協力してブロッコリーやカリフラワーを収穫。「野菜がどのようにできるのか子どもに教えることができ、自分の手で収穫した野菜を食べられるのもうれしい」と大満足の様子でした。ほかにも、地元黒川地区の人たちが朝採れの野菜や、身近にある竹を活用して作製した「竹行燈(あんどん)」を展示・販売。地域に開かれたイベントが定着していて、地区内外から大勢の人が訪れていました。