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しんゆりの魅力

明治大学でアスパラガスの「採りっきり栽培」セミナーを開催

「採りっきり栽培」セミナー

麻生区黒川の生産者もパネラーとして参加した、アスパラガスの「採りっきり栽培」セミナー



アスパラガスの新栽培法「採りっきり栽培」のセミナーが11月17日、明治大学生田キャンパス(川崎市多摩区東三田1-1-1)で開かれました。パネルディスカッションには、昨年から共同研究に取り組み、「くろかわのアスパラガス」を育てている麻生区黒川の生産者もパネラーとして参加。単年度で収穫ができる「採りっきり栽培」のメリットや特産品化の可能性について、意見を交わしていました。

セミナーは明治大学農学部農学科野菜園芸学研究室の主催で開かれ、県内外の生産者や行政の関係者ら約130人が参加しました。キャンパス内にあるアスパラガスの圃場を見学した後、栽培セミナーを開催。最初に同研究室の元木悟准教授が、通常は3年かかる収穫までの期間を1年で可能にした「採りっきり栽培」の特徴や、共同研究の成果を説明しました。

続いて行われたパネルディスカッションでは、麻生区黒川の生産者、梅沢正廣さん、市川雅貴さんが登壇しました。今年は、昨年の倍以上のアスパラガスを「採りっきり栽培」で育てている梅沢さんは「最初はうまく育つか不安でしたが、収益性が高く、端境期での収穫が見込めることが大きな魅力」と紹介。また、若手農家の市川さんは「他の野菜よりも育てやすいと感じました。肥料や薬剤の散布は、適期を逃さずに行うことが大切」と、これから栽培を始める生産者にアドバイスしていました。

「採りっきり栽培」の共同研究は、黒川地区以外にも東京都多摩市、秋田県横手市で行われています。また、セミナーには全国各地から参加があり、多くの質問が出るなど関心の高さが感じられました。同研究室では今後、さらに収穫量を増やすための方法や、収穫後の畑に最適な作物などの研究を続けていくそうです。元木准教授は「育てるのが難しいとされるアスパラガスですが、この栽培法は野菜作りの初心者でも取り組みやすい。家庭菜園でも気軽に作ってもらい、アスパラガスの栽培をみんなで盛り上げていきたい」と話しています。