麻生区栗木に本社を置く伸和コントロールズ株式会社が、2025年6月に長崎県大村市にて新工場「伸和コントロールズ 九州事業所」の建設に着手します。
同社の製品が関わる半導体・FPD 業界における需要拡大に備えて生産能力を増強し、信頼性の高い製品を迅速に提供できる生産体制を構築。
現在の2倍の生産能力をほこるスマート・ファクトリーとして、2027年1月の稼働開始を予定しています。
半導体製造・医療・航空宇宙・次世代エネルギーといった様々な業界へ高い技術力と高品質な製品を提供する同社のこれからの歩みに、期待が高まりますね。
【新工場の特徴】
●デジタル活用によるトータルマネジメント
独自開発の生産支援システムを中心に、在庫管理、電子帳票、工場エネルギー管理などのシステムを統合。
生産工程をすべてデータ連携することで、見える化と自動化を実現します。
●BPR 活動によるプロセス革新
従来の部門ごとでの業務改善から脱却し、業務プロセス全体を見直す BPR を推進しています。
情報と業務を一元化することでデータドリブンな意思決定を実現し、効率的な生産体制を構築します。
●生産能力 2 倍・工数削減・在庫最適化
上記の DX 化と BPR の取り組みにより、工数削減やペーパーレス、リアルタイムな在庫管理によるロス削減と在庫最適化を実現します。
また、リソースを省力化しつつ生産能力を既存工場比で約 2 倍に拡大させます。
●サステナビリティ対応
太陽光発電、高効率設備の導入や段ボール廃止によりグリーンファクトリー化を進めます。
また、工場エネルギー管理システム(FEMS)により、電力使用量を把握・制御・最適化することで、環境に配慮した持続可能な工場運営を目指します。
【伸和コントロールズ株式会社】
本社所在地:川崎市麻生区栗木二丁目6番20号
事業内容:精密温調装置、ソレノイドバルブ、モーターバルブ、マイクロバルブの開発、設計および製造、販売、サービス
伸和コントロールズホームページ