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SHINYURI PEOPLE 〜EXILE 松本 利夫さん〜 川崎産ワインづくりで川崎の魅力を発信

川崎産ワインづくりで 川崎の魅力を発信

EXILE 松本 利夫さん

【PROFILE】
2001年EXILEのパフォーマーとしてデビュー。2007年より役者としての活動を開始し、2015年末にパフォーマーを卒業。現在は舞台や映画、ドラマで主演するなど、役者業を中心に活躍。2021年に川崎市市民文化大使に就任。YouTubeチャンネル「MATSU ぼっち IN THEHOUSE」などで川崎市の魅力を発信している。

川崎市高津区生まれで麻生高校出身のEXILE 松本利夫さん。26歳頃に仕事の関係で地元を離れたが、「行き詰まったり、しんどかったりするときに、地元に帰ると心がリフレッシュされるし、すっきりする。温かい雰囲気が好きですね」。

ある日、外国の友人に「日本の良さ、生まれ育った場所の良いところを教えて」と言われた時、うまく答えられなかった。「自分の生まれ育った川崎の魅力は知っておきたい」という思いが芽生え、YouTubeを通じて、川崎の素晴らしさを発信し始めたという。そのなかで川崎にワイナリーがあると聞く。「川崎でワイン作れるの?」と半信半疑で訪れたのが、岡上で「蔵邸ワイナリー」を営む山田貢さんとの出会い。

「松本さんのワイン造りましょうよ!」と、山田さんの指導でワイン造りに携わることに。「検定とりましょう!」とブロンズ検定を取得。次のシルバー検定の予定が合わないと相談したら「それじゃあワインエキスパートを」と。
「初めは話の流れと山田さんの勢いですが、ワインの世界を学ぶと、お店で飲むワインも変わってきますし、ショップに行ってもワインがだんだん分かってくるので、面白くなってきました」

この日は、山田さんの岡上のぶどう畑で、川崎市市制100周年記念ワインに仕立てるピノ・ノワールを収穫。「去年はシャルドネを収穫したのですが、今年の収穫が全く違う。去年は当たり前に見えた畑、収穫作業が、一つひとつ『?』が浮かんできて、山田さんにいろいろ聞けるように。成長しています」。

川崎での農業に強い危機感を抱く山田さんの思いに強く共感する松本さん。「農業・食は人間の生活に欠かせないもの。何か力になりたい」。これからも松本さんは、川崎の魅力を発信し続け、地元・川崎を盛り上げてくれる。




<一緒に摘み取り作業をした学生・教員の皆さんにもお話を聞きました>

明治大学理工学部 建築学科の学生
明治大学理工学部 建築学科 地域デザイン研究室では、山田さんが運営する蔵邸ワイナリーを通じて岡上のまち全体の地域活性化に取り組んでいます。現在、研究室の先生の事務所と一緒に、ワイナリーのリニューアル設計を行っています。また、岡上地域にある山田さんが所有する古民家や放置された竹林を活用し、イベントや地域の人々が利用できる拠点づくりにも関わっています。
昨年も私はブドウの栽培に携わり、今日は収穫したブドウがワインになる過程を体験することができました。これからワインになるのが楽しみです。

和光大学・芸術学科の学生
私は和光大学の2年生です。現在、農業や作物に関わる「地域デザイン」の授業を受講しています。岡上・川崎の100周年記念ワインのプロジェクトでは、ワインラベルのデザインに関わる予定です。
事業で葉っぱの剪定と肥料撒きをしました。今日のブドウ摘み体験では、前回訪れた時よりもブドウが大きくなり、色もついてきていて、ブドウの成長に驚きました。

和光大学 表現学部 芸術学科教授・木村 史紅さん
和光大学芸術学科の教員です。地域デザインは小林猛久先生が中心となって進める授業で、農業の「六次産業化」を学生に体験してもらっています。作物を製品化して、商品化するという過程の中で、私は最後の商品化の部分で、パッケージやデザインのサポートをしています。
例えばパッケージデザインですが、学生だけでなく、デザイナーにしても、その作物・商品がどこから、どうできてきたのか見る機会がない。デザイナーが製品を作るプロセスに関わらせていただけるのは、学生たちは非常に貴重な体験をしていると思います。この地域ならではの取り組みとして、非常に意義深いと感じています。

田園調布学園大学の学生
田園調布学園大学(DCU)2年です。今日は川崎市の100周年を記念して、この地を訪れました。普段は「農福(農業と福祉)連携」にあまり興味がなかったのですが、和先生に誘われて初めてこの地域に来ました。私は麻生区に住んでいますが、これまでこのような風景を見たことがありませんでした。今回の訪問を通じて、農福連携に少し興味が湧いてきました。

田園調布学園大学人間福祉学部 社会福祉学科教授・和 秀俊さん
大学の敷地内に「カフェタイム」という生活介護事業所があり、その方たちもこの作業に参加させしています。学生も一緒に、今日は川崎市の100周年を記念したワインづくりを通して、最後まで通して関わっていきます。10月のしんゆりフェスティバル・マルシェではヌーボーの出店にも関わりますので、マルシェで皆さんにお目にかかれます。

【INFORMATION】
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しんゆりフェスティバル・マルシェ
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