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谷戸小学校70周年記念「風船飛ばし」が繋げた未来への絆 〜伸和コントロールズ株式会社が大切にすること

2024年6月7日、西東京市立谷戸小学校で創立70周年記念の特別行事「谷戸小70周年お誕生日会」が開催されました。その中でも象徴的なイベントとなったのが「風船飛ばし」。子どもたちが書いた夢や学校への想いが、風船に乗せられて空高く飛んでいきました。このイベントが、思いがけないご縁を生み出し、学校全体にとって貴重な学びの時間をもたらしました。

<特別行事 風船飛ばしイベント>
児童たちは、「将来の夢」「今頑張っていること」「谷戸小の好きなところ」をテーマにした手紙を書き、風船に取り付けて一斉に放ちました。風船が青空に舞い上がる様子を見守る子どもたちの表情には、希望と喜びが溢れていました。
当日午後から、飛ばされた風船を拾った方々から続々とお返事が届きました。これにより、子どもたちの夢がさまざまな場所で広がり、多くの方々の応援を引き出すきっかけとなりました。

<川崎市で拾われた風船と「一期一会」の出会い>
そのうちの一つ、5年生の佐藤美音(みおん)さんが飛ばした風船は、川崎市麻生区にある 伸和コントロールズ株式会社の敷地内に到着しました。
手紙には、谷戸小学校の連絡先とともに「マンガ家になりたい」という夢が記されていました。
『さとうのごはん しょうらいのゆめは、マンガ家です!そのために、絵やマンガをいっぱいかくことをがんばります!おうえんしてくれると、うれしいです!』


この手紙を見つけた伸和コントロールズの山本拓司社長は、「一期一会」を大切にする企業理念に基づき、これをきっかけに小学校に連絡をすることを決定。会社から次のようなメッセージを送りました。
「このたびは70周年、誠におめでとうございます。イベントで飛ばされた風船が弊社に届きました。子どもたちの夢に心を打たれ、応援したくなりました。これも何かのご縁ですので、弊社として何かできることを考えたいと思います」


その後、2024年12月18日、山本拓司社長と社員の向山優樹さん、井上美紅さんが谷戸小学校を訪問し、特別授業を行うことに。授業では、2022年に創立60周年を迎えた伸和コントロールズの歴史や、同社が手掛ける半導体製造用チラーなどに関する説明が行われました。

山本拓司社長の講話:半導体とは何か?
計算機を支えるトランジスタが進化し、現在では IC チップに集約されています。毎日使う携帯電話など、身近な製品にたくさん使われています。最新の Mac に搭載されている A18 チップには、なんと 190億個のトランジスタ が含まれています。半導体製造の過程では、回路を形成する際に低温で精密な温度管理が必要。この過程で大きな電力が必要とされますが、伸和コントロールズでは環境負荷を軽減する省電力技術の開発に取り組んでいます。

授業を聞いた谷戸小5年生たちの感想:
「最新技術がすごいと思ったけど、難しそう。頑張れば伸和コントロールズで働けるかな?」
「半導体が身近なものに使われていると知ってびっくりしました」
「会社を運営することはとても大変だと分かりました」

谷戸小学校の伊藤正明校長は、風船イベントで約400個飛ばした中の1割に当たる約50件のお返事があったことに感激の様子でした。

伊藤正明校長のコメント:
「風向きの影響で、府中、多摩、町田、川崎などから多くのご連絡をいただきました。今回のイベントをきっかけに生まれたご縁は、子どもたちにとって非常に大きな経験となりました。多くの方々に支えられ、学校全体で喜びを分かち合うことができました」

「風船飛ばしイベント」は、単なるお祝い行事ではなく、子どもたちの夢を地域や社会に伝える架け橋となりました。また、企業と学校、そして地域を繋ぐきっかけにもなり、谷戸小学校70周年の意義をさらに深める出来事となりました。このイベントを通じて、多くの方々が子どもたちの未来を応援する気持ちを共有することができました。これからも、谷戸小学校の子どもたちが夢に向かって羽ばたき、その希望が社会へと広がっていくことを願っています。

【企業DATA】
伸和コントロールズ株式会社
川崎市麻生区栗木2-6-20
TEL:044-986-1861
URL:https://www.shinwa-cont.com/

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