小田急線・新百合ヶ丘駅北側一帯の「新百合山手都市景観形成地区」が、2019年度都市景観大賞(主催:「都市景観の日」実行委員会、後援:国土交通省)の都市空間部門で、特別賞を受賞しました。里山の豊かな自然環境を生かし、平成の初めから長い時間をかけて都市景観の形成・保全の実績を積み上げてきたことが高く評価されました。
同地区は、新百合ヶ丘駅北口から続く新百合山手中央通り、万福寺さとやま公園などを含む約37haで、2005年に川崎市が都市景観形成地区に指定。土地区画整理事業完了後から街全体の維持管理を図るため、「新百合山手街管理組合」「新百合山手景観形成協議会」「新百合山手公園管理運営協議会」の3つの組織が、里山の自然環境を生かした都市景観形成・保全に尽力してきました。
その結果、計画地の約25%が公共と民間による緑地となり、10年以上経過しても里山と住宅地が一体となった、管理の行き届いた美しい景観を保全。また芝桜、アジサイ、菊など四季折々の花が楽しめる「四季の花プロジェクト」に官民が協力して取り組んできたことなども受賞の理由となりました。
【お問合せ】
新百合山手街管理組合
麻生区万福寺4-18-26 万福寺会館
TEL:044-969-7175
URL:https://www.shinyuriyamate.com/