自然と共にある暮らしを大切にする麻生区内や近隣の団体が一堂に会し「2019里山フォーラム in 麻生」が2月23日、麻生市民館大会議室で開かれました(主催:里山フォーラム in 麻生・麻生区生涯学習支援課)。小学生たちが自然や環境について学んだことを発表したほか、ワークショップ、活動団体のポスターセッション、発表などが行われました。
同フォーラムは、麻生の豊かな自然と人との共生を願い活動する各団体の代表者が実行委員会を立ち上げ、2002年からスタート。毎年1回、活動の成果を発表し交流するのを目的に開催され、参加団体も42まで増えました。
最初に同フォーラム代表の堂前雅史・和光大学教授(かわ道楽顧問・NPO法人かわさき自然と共生の会代表)が「麻生区は都市生活と自然環境がリンクしている地域。この豊かな環境は、何もせずに残してこられたわけではない。これを支えてきたさまざまなジャンルの団体は、麻生区の宝物だと思う」とあいさつしました。
第1部の「子どもたちの発表」では、岡上小学校、金程小学校、東柿生小学校の児童たちが、自然を通じたそれぞれの取り組みを紹介しました。東柿生小学校の6年生たちは、早野里山での体験活動を発表。地域の人たちの協力を得ながらタケノコ掘り、竹の伐採、下草刈り、竹炭づくりを学び、「持続可能な里山にしていくためには、竹が増えすぎないように人が手を入れることが大切だと分かった」などと話していました。
そのほか、ムクロジの実を使ったせっけん水作りや、ノコギリで真竹を切ってみるなどの体験を行ったのをはじめ、会場には参加団体が日ごろの活動を紹介する展示ブースもあり、第2部のトークリレー、テーマトークなどを通じて互いの活動に理解を深めたり課題を共有したりしていました。
また、フォーラム関連展示の「第13回わたしのまちホッとする風景写真展 今編・昔編」は3月13日(水)まで、麻生市民館3階のオープンスペースで開催。地元の心和む風景が多様な視点で撮られている写真を眺めることができます。
【お問合せ】
里山フォーラム in 麻生・麻生区生涯学習課(麻生市民館)
TEL:070-6426-6123(里山フォーラム in 麻生)、044-951-1300(麻生市民館)
FAX:044-951-1650