ブックタイトルしんゆり人 NO.004 2019 AUTUMN

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概要

しんゆり人 NO.004 2019 AUTUMN

古代から信仰の対象、霊山として栄えた「大山」。大山は別名「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれ、雨乞い・五穀豊穣・商売繁盛などを願い多くの庶民が「大山詣り」に訪れました。特に江戸期には、江戸の人口が100万人の時代に、年間20万人もの人が訪れたといわれています。大山詣りでは奉納する木太刀を持参するスタイルが流行し(左ページ大山寺記事参照)、帰りがけに江ノ島や金沢八景にも立ち寄る観光を兼ねた小旅行でもありました。当時の庶民たちは近所同士などで「講」という組織を作り、費用を工面しながら団体で大山に向かいました。これらの組織は「大山講」と呼ばれ、現在でも多くの講が現存しています。2016年に大山詣りは、地域の歴史的魅力や文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産」に認定されました。伊勢原駅から神奈川中央交通バス「大山ケーブル」行に乗り、終点に着いたら、こま参道を通って、大山ケーブル駅を目指します。駅まで続く石段には2 7 か所の踊り場があり、何番目の踊り場かが、こまのタイルで分かります(左上のこまの写真は3番目の踊り場のもの)。こま参道には土産店や飲食店。旅館などがあり、懐かしい雰囲気です。小田急沿線日帰りの旅vol.4 大山DAY TRIPALONGTHE ODAKYU LINE江戸庶民の信仰と行楽の地へ小田急線・新百合ヶ丘駅から伊勢原駅へ向かい、駅前からバスに揺られて大山へ。ケーブルカーを使って大山寺や大山阿夫利神社を巡り、江戸時代の人々が憧れた「大山詣り」を体感します。大山へようこそ!小田急小田原線こま参道愛甲石田駅鶴巻温泉駅東海大学前駅卍卍卍秦野駅本厚木駅伊勢原駅大山駅バス停社務局入口バス停日向薬師バス停広沢寺温泉入口バス停日向薬師広沢寺温泉青年橋バス停蓑毛バス停大日堂大山ケーブルバス停(終点)大山ケーブル駅大山寺駅男坂女坂大山阿夫利神社本社大山山頂ヤビツ峠分岐(25丁目) 不動尻分岐富士見台16丁目二重滝二重神社登拝門 見晴台雷ノ峰尾根大山阿夫利神社下社大山阿夫利神社社務局大山寺阿夫利神社駅←至 小田原至 新宿→丹沢・大山フリーパス(2日間有効)●小田急線(発駅から本厚木駅~渋沢駅まで)の往復きっぷ付きで 乗り降り自由!(※)●周辺の観光施設・飲食店など、22の施設が優待・割引料金に!※ B キップには大山ケーブルカーは付きません。※指定区間外での乗車や乗り越しは、その分の運賃が必要。※バスに乗車の際、登山用リュックを持っている人は持ち込み料金が別途かかる場合あり(問い合わせは神奈川中央交通バスへ)。※発駅から本厚木~渋沢駅間の小田急線の乗車は往復1回限り(ただし、途中下車の制限はなし。途中下車を希望する場合は係員に申し出を)。※フリーパスは旅行終了駅で回収(フリー区間内発駅のものを除く)。【料金】新百合ヶ丘駅から    A キップ(大山ケーブル付き):大人2,140円 子ども1,080円    B キップ:大人1,200円 子ども610円使わないともったいない!【乗車料金】小田急線新百合ヶ丘駅~伊勢原駅片道370 円(切符・IC とも)神奈川中央交通バス伊勢原駅~大山ケーブル片道310 円(IC309 円)※お得なフリーパスあり(下記参照)日本遺産に認定された「大山詣り」とは