ブックタイトルしんゆり人 NO.004 2019 AUTUMN
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しんゆり人 NO.004 2019 AUTUMN
[INFORMATION]ウィーン菓子工房 リリエンベルグ川崎市麻生区上麻生4-18-17(小田急線・新百合ヶ丘駅南口より徒歩約15分)TEL.044-966-7511 FAX.044-954-0115●営10:00~ 18:00 ●休毎週火曜、第1・3・5月曜 ●P あり※8/13?~31?は夏季休業。※ティールームの営業は定休日以外の平日のみ。11・12月はクローズ。利用対象は小学生以上。詳細はWEB サイト参照。http://www.lilienberg.jp/06う洋菓子店で修行し、23歳で渡欧。4年間スイスやドイツ、オーストリア・ウィーンの皇室御用達菓子店「デメル」などで修行し、本格的なウィーン菓子を学んだ。29歳から「新宿中村屋洋菓子工房グロリエッテ」のシェフを11年間務め、その間に同僚の真弓さんと結婚。40歳で独立し1988年、新百合ヶ丘に「ウィーン菓子工房リリエンベルグ」(ドイツ語で「ゆりの丘」) をオープンした。緑が多く、子育てにもいいだろうとこの地を選んだご夫妻。当時4歳だった長男・亮太さんも、今では洋菓子職人として同店で新作研究などを重ね、若者らしい感性を生かした商品を生み出している。 「材料の段階からできるだけ人の手と心で作った『温かみのあるもの』をお出ししたくて始めた、普通のまちのお菓子屋さんなんです」と真弓さん。個人経営のまちのお菓子屋さんが、量産をしないで日々作りたての商品を提供することの大変さは計り知れない。ピューレやコンフィなどは、全国の契約農家から届く収穫したての果物を使って作るが、果物の香りは日毎に失われていくので、作り置きはしない。看板商品「ザッハトルテ」にも、吟味を重ねて、ここと見定めた長野の契約農家から取り寄せた杏を使っている。旬の味覚と香りを大切にし、香料などは一切使わない。素朴だが、素材本来の良さが最大限に生かされる菓子作りが信条。作りたての良さは、生地の口当たりだけでなく素材の香りもしっかり感じられるところにある。「手間と時間が膨大に掛かり効率は悪いのですが、私たちがお菓子屋さんを始めたのは、『おいしいものをきちんと手を掛けて作りたい』という思いがあったから。『おいしかった。ありがとう』と喜んでくださるお客様のために、これからもその思いを大切に守り続けていきます」01. ウィーンの代表的なチョコレートケーキでリリエンベルグの看板商品でもある「ザッハトルテ」(400円)。独自のテクニックで口当たりを軽くし、甘みを強く感じさせないように作っている。お好みで上質な生クリーム(別売り、100円)とともに。 02. まるでおとぎ話の絵本の中から飛び出してきたかのような店舗とティールームの建物。 03. 店舗のショーケースには、季節ごとに旬の素材を生かした色とりどりのケーキが並ぶ。 04. 契約農家から届いた収穫したてのジューシーな杏を使った「杏のパイ」(450円 ※季節限定商品)。 05. 一箱の中に粒よりのさまざまなクッキーが詰め合わされ、プレゼントにも人気の「ミックスクッキー」(1,600円)。 06. ティールームの窓際には、中庭を眺められる二人掛けの席も用意されている。07. 横溝春雄シェフ(中央)と、焼き菓子チーフの丸山晃一さん(左)、ケーキチーフの太田ゆきさん(右)。※表示価格は全て税別。MAP A-305 04 03020719 しんゆり人 NO. 004 2019 AUTUMN