ブックタイトルしんゆり人 NO.003 2019 SUMMER
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しんゆり人 NO.003 2019 SUMMER
食を愉しむフレンチダイニング・シェゆりの上質な時間を演出、心満たされる「新ゆりフレンチ」文/編集部 撮影/大岩 朱実 写真協力/ホテルモリノ新百合丘 01 1997年、ホテルモリノ新百合丘の創業とともにスタートした「フレンチダイニング・シェゆりの」。渋谷東武ホテル、在シドニー日本領事館、横浜グランドインターコンチネンタルホテルなどで腕を振るった本郷祐之シェフが、昨年5月に新総料理長に就任。さらにこの4月からは、栗原秀明料理長や香山直輝シェフパティシエも加わり、地域に根差したホテルレストランを目指して、地産地消にこだわったメニュー開発に取り組んでいる。 「シェゆりの」のメニューでは、地元の農園や養鶏場がその名をあちらこちらに覗かせている。例えば、本郷総料理長自らファーストコンタクトをとり、畑まで赴いたという麻生区古沢の「いのうえのうえん」。4月・5月のメニューでは、高級食材のフォアグラと春野菜を中心とした温かい前菜オードブル「フォアグラのポワレ地元『いのうえのうえん』特産竹の子とのらぼう菜を添えて」で、同農園の野菜が美しい一皿に繰り出された。 露地物の野菜はいつでも欲しいものがあるとは限らない。一般的なレストランでは作りたいものを先に考しんゆり人 NO. 003 2019 SUMMER 18