ブックタイトルしんゆり人 NO.001 2018 WINTER

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概要

しんゆり人 NO.001 2018 WINTER

[INFORMATION]Restaurant & Cafe 武相荘東京都町田市能ヶ谷7-3-2(小田急線・鶴川駅北口徒歩約15 分)TEL.042-708-8633(レストラン直通)●営カフェ・ランチ 11:00 ? 17:00(ランチL.O.15:00、カフェL.O.16:30)、ディナー(要予約)18:00 ? L.O.20:00●休月曜(祝祭日は営業)https://buaiso.com/※予約は前日まで受付 ※土日祝日のランチ予約不可(人数により応相談)※夏季・冬季休暇あり、詳細はWEB サイト参照06 0504 03 02に、彩り豊かな旬の食材がふんだんに使われた前菜5種盛が運ばれてくる。季節や仕入れにより内容は変わるが、キャビアと花穂紫蘇を添えた牡丹海老のタルタル、ロースト鴨と里芋のサラダ、焼き帆立と赤キャベツのマリネなど、趣向を凝らした皿が並ぶ。膳には敷地内で採取した草花が添えられ、目にも楽しい。その後は、フォアグラと大根、キノコのコンソメスープ。メインは鹿児島産和牛ステーキが供された。しかし、お楽しみはまだこれから。料理の〆には白洲家伝統の「海老カレー」が登場する。このカレーは、正子の兄がシンガポールからレシピを持ち帰り、白洲家の定番料理になったもの。セロリ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモをすりおろし、1時間半以上かけて炒めた後5時間かけて煮込み、最後に海老を入れる。だしは一切使っておらず、野菜そのものの旨味にスパイスが合わさり、絶妙な味わいが引き出されている。 フレンチの中に和のテイストを取り入れた武相荘のオリジナル料理は、都内のフランス料理店などで研鑽を積んだ田尻勝利シェフが腕を振るう。「最後までおいしく召し上がっていただけるよう、味も量も、バランスを重視しています」と田尻シェフ。厨房にいるときも、スタッフに来店者のだいたいの年齢や様子を教えてもらいながら味付けや分量を調整し、細やかに気を配る。また、記念日には特別な一品を提供することもあるそうだ。「作った料理が喜びや楽しさを与えられたらうれしいですね」。シェフの温かな思いが料理の深い味わいとなっていた。 どこか懐かしさを感じる、昭和モダンな空間で味わう大人のディナー。きっと、特別な夜を演出してくれるはずだ。01. ボリュームたっぷりの前菜5 種盛。白洲家で実際に使われていた器に盛られ、見た目も美しい。02. お酒はお好みでチョイス。丹精込めて作られた料理は、ワインとの相性も抜群。03. メイン料理は、鹿児島産和牛ステーキを赤ワインソースで。絶妙な火加減で焼き上がった和牛は、口に入れると旨味がジュワっと広がる。04. 料理の〆は白洲家ゆかりの海老カレー。次郎が使っていた小ぶりの釜や、手作りした竹製のしゃもじで提供してもらえることも。次郎は「カレーをスプーンで食べるなんて子どもみたいだ」とフォークで食べていたというエピソードも有名。05. イチゴとチョコレートのテリーヌにアイスクリームを添えたデザートは、少しお酒がきいた大人の味。06. 天井が高く開放感のある室内。壁には次郎と正子の肖像画も飾られている。※写真のメニューは一例。仕入れ状況により内容が変わります。MAP F-319 しんゆり人 NO. 001 2018 WINTER