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横浜市営地下鉄ブルーライン あざみ野から新百合ヶ丘へ延伸決定

新百合ヶ丘まで延伸される横浜市営地下鉄ブルーライン


横浜市高速鉄道3号線の延伸については、横浜市と川崎市がかねてから事業化に向けて協調し、事業計画について合意形成を進めてきましたが、1月23日、両市が共同記者発表を行い、正式に事業化することを発表しました。

両市は相互に連携・協力し、2030年の開業を目指すことを目的として覚書を交換。横浜市交通局が事業主体として、横浜市営地下鉄・あざみ野駅(横浜市青葉区)から小田急線・新百合ヶ丘駅南口付近(川崎市麻生区)までの約6kmの区間を整備し、延伸区間には、新たに4駅を設置する予定です。

期待される整備効果
この延伸により、横浜・新横浜都心、港北ニュータウン、新百合ヶ丘・多摩ニュータウンなど、横浜と川崎市北部や多摩地域を結ぶ、新たな鉄道ネットワークが形成され、災害時などに輸送障害が発生した場合の代替経路も確保されます。また、移動時間も大幅に短縮され、新百合ヶ丘〜あざみ野間は乗り換えなしで約10分の距離となり、現状の約30分(路線バス利用)から約20分の短縮。新百合ヶ丘〜新横浜間も、乗り換えなしで約27分となり、現状の約35分(JR横浜線・町田経由)から約8分の短縮となります。新横浜へも直通となることから、横浜市北西部だけでなく、川崎市北部・多摩地区などの広い範囲からの新幹線アクセスも強化されます。同時に、新駅設置による利便性の向上や駅周辺のまちづくりなど、沿線地域の活性化が期待されます。

川崎市側の新駅のルートは3案を設定
横浜市高速鉄道3号線は、既設のあざみ野駅から、小田急線・新百合ヶ丘駅南口付近まで、周辺の地形や土地利用、交差構造物などへの影響を考慮しながら、地下トンネル構造を基本として延伸されます。新駅は、駅間隔を横浜市営地下鉄の既存駅と同様の間隔を基本として4駅設置。横浜市側のルートは、道路下などの公有地を活用して、既設のあざみ野駅から横浜・川崎両市の市境となるすすき野付近までを基本とし、駅位置は𡸴山付近及びすすき野付近が基本とされます。川崎市側のルートは、「中央ルート」「西側ルート」「東側ルート」の3案を設定。駅位置は、幹線道路に近く、駅へのアクセスがしやすいこと、周辺の土地利用や人口集積、可能な限り道路などの公有地を活用することなどを考慮して選定されます。いずれの案も費用対効果や事業採算性が認められており、実現可能なルートとなっていますが、川崎市側のまちづくりや地域交通に関する視点から検討して総合的に評価した結果、「東側ルート」がより整備効果の高い案と考えられています。

東側ルートの主なメリット
ヨネッティー王禅寺付近に川崎市側の中間駅を設置した場合、既にバランスよく多方面に運行されているバス路線と鉄道との連携が可能となり、公共交通ネットワークの充実においては、最も相乗効果が見込めます。麻生区のみならず、宮前区や多摩区にまで、アクセス性強化や利便性向上の波及効果が期待できます。また、他案と比べると、既存の駅から中間駅までの距離が最も離れていることから、新百合ヶ丘駅などとの機能分担を踏まえ、中間駅周辺のまちづくりの効果がより期待できます。

今後の進め方
今後は、国や関係者との協議・調整を進めるとともに、鉄道事業法や都市計画、環境影響評価などの手続きを経て、早期の事業着手を目指すとのこと。川崎市側のルートについては、市民への情報提供を行い、意見を集めるとともに、2019年度中を目処に1案に選定される予定です。

概略ルート・駅位置図(記者発表資料より)



[INFORMATION]
横浜市高速鉄道3号線延伸 事業概要
整備区間:あざみ野〜新百合ヶ丘
整備延長:約6.0km〜6.5km
概算事業費:約1,690億円〜17,60億円
ルート・駅位置:新駅4駅(既設あざみ野駅を除く)
需要予測:約8.0万人/日
事業主体:横浜市交通局(第一種鉄道事業者)
事業スキーム:地下高速鉄道整備事業費補助(想定)
開業:2030年開業目標(交通政策審議会答申の目標年次)